肩甲骨はがしマイスター®の考える肩こり

  • 肩だけでなく首や背中までも凝る、重だるい感じがする。
  • テレビや雑誌で紹介された肩こり体操をやってみたが改善しない。
  • 友人から猫背とよく言われる。
  • 朝、起きた時から肩が痛い。
  • 頭痛・めまい・耳なりなどが頻繁に起こる。
  • 整体・マッサージなどに行っても、またすぐに戻る。
  • 痛みで物事に集中できず、仕事や家事に影響している。

【原因】
主に頸椎や胸椎などの関節にズレが起こってしまっている場合、筋膜が突っ張ってしまって筋肉やそれに関係する関節の動きを阻害している場合などが多くあります。
それらの原因によって神経障害が起こり、脳がコリを感じているという訳です。

原因としては、長時間の悪い姿勢(デスクワーク、スマホの操作、読書、編み物など)で全身の筋肉を使わずに一部の同じ筋肉を使い続けることでの筋肉疲労が蓄積してきます。他にも運動不足や生活習慣の乱れなど色々な原因がありますが、肩こりの1番の発症原因は筋肉疲労です。

実は、人間の頭は非常に重くボーリングの球くらいの重さがあります。腕の筋肉や骨も肩甲骨にぶら下がっているような構造になっています。
私たちは常にそれらを支えながら生活しているため、首や肩はもともと負担がかかりやすい構造だといえるでしょう。
疲労物質が溜まった首や肩の筋肉が頑張ることで、頸椎や胸椎の関節にズレが生じます。更に負担がかかると関節はこれ以上にズレを大きくしない為に筋肉にスパズム(コリ)を形成します。そのために血流が悪くなり、それによって重く感じたり、痛みが出てくるのです。

それぞれの筋肉に充分な血液が流れず、酸素や栄養が届かなくなります。
血液の流れが悪くなると疲労物質の排出もされにくくなるので、更に筋肉が固くなるという悪循環に陥るのです。

なで肩や猫背などの悪い姿勢は首や肩周囲の筋肉に大きな負担を与えます。
多くの肩こりで来院される方は筋肉が固くなり、肩甲骨の動きも非常に悪くなっています。

逆をいえば、肩甲骨の動きの良い方に肩こりの方は、ひとりもいません。
肩甲骨の動きを改善することが最重要なのです。

【対処法】
疲労している筋肉を休めることが重要です。
一時的には温めたりマッサージすると筋肉が緩み、血流が改善されることで筋肉が柔らかくなってきます。
どの筋肉が原因かは専門家でないとわかりにくいため、早めの治療をお勧めします。
放置すると頭痛などにも引き起こすので早期の治療が重要です。

【予防法】
バンザイなど腕を上げる際に重要なのは、肩関節の動きだけではなく肩甲骨の動きです。
年齢とともに肩関節の可動域は悪くなりますので肩こりの予防としては肩甲骨の動きを維持することも重要です。必ず姿勢を整えてから行ってください。

①まず、肩の上下運動をします
②肘を曲げて肩を前後に大きくグルグル回します
③肘を伸ばして肩を前後に大きくグルグル回します
④肘を伸ばしたまま後ろに両手を組み胸を張るようにして、肩甲骨の内側への動きを誘導します。
⑤最後に前方に両腕を伸ばし交差して組み、肩甲骨の外側への動きを誘導します。

このように肩甲骨の動きを改善させて肩こりを予防しましょう。
デスクワークによる眼精疲労、高血圧なども肩こりの原因になるので気をつけてください。