中学生の教科書に出てきた恒常性(ホメオスタシス)という言葉を覚えているでしょうか?

私たちの体の恒常性(ホメオスタシス)の保たれる範囲は、①体温 ②血圧 ③体液の浸透圧やpHなど ④病原微生物やウイルスといった異物の排除⑤創傷の修復 など生体機能全般に及びます。

恒常性が保たれるためにはこれらが変化したとき、それを元に戻そうとする作用、すなわち生じた変化を打ち消す向きの変化を生む働きが存在しなければならない。
これは、負のフィードバック作用と呼ばれ、この作用を主に司っているのが間脳視床下部であり、その指令の伝達網の役割を自律神経系や内分泌系(ホルモン分泌)が担っています。

私は様々な治療技術を学び選りすぐって今日の臨床で使っている基準はこの恒常性(ホメオスタシス)です。

ざっくり言うと、『確実に身体に効果を与えられているか、どうか?』という意味です。
それは、施術30分後の再検査でハッキリ分かります。
・ 一時的にしか効果の無い施術だと5分以内に元に戻り始める。それは、ただの生理反応ということです。
・ 施術効果が30分以上、保たれているということは、その効果には持続性があるという証拠です。

これらは医学的に立証されています。